下北に行くならイベント列車で行こう!

2010.06.08,17:00 by IT活用サポーター 佐々木/カテゴリー:イベント スポット 旅行 風景・自然



八戸駅から大湊駅まで期間限定で運行する「きらきらみちのく下北号」に初めて乗車してきました。
 私たちの体験談や見どころをたっぷりご紹介します。

では八戸駅からスタートする、大湊駅までの約片道1時間50分をお楽しみください。

まずは八戸駅の改札を通り乗り場へ。(東京方面からお越しの方は八戸駅で乗換えとなります。新幹線ホームから在来線乗り場へ移動してください。)

 

ホームで私たちを待っていたのは、鮮やかな赤に黄色の文字で「きらきらみちのく下北号」と書かれた列車。そう!これがお目当てのジョイフルトレイン「きらきらみちのく下北号」です。

車体には青森県を代表するお祭り、「ねぶた」と「三社大祭」「田名部祭り」の豪華で迫力ある山車がラッピングされています。なるほど、これは青森県のPRになりますネ。 

私たちの乗車車両は3号車の指定席。さっそく乗り込んで席の確認。

入って左側の座席が一人掛けのシートになっていて、反対側は二人掛け用シートです。また座席の先頭部には誰でも利用できるシートが備え付けられてました。この席から列車前方を眺めたり、ワイドガラスからの風景を眺めたりできるんですネ。走り出す前からドキドキ・ワクワク。

11時20分、いざ出発!

列車はゆっくり走りだしました。一人掛けのシートは、足元横のレバーを踏みながら回転させ窓側へ向きを変えられます。隣を気にせずリラックスできるのがいいですね。

次の停車駅は三沢駅です。すると三沢市を紹介するアナウンスが入りました。
「1931年、アメリカ人飛行士がミス・ビードル号で現在の淋代海岸を離陸し、アメリカワシントン州ウェナッチ地区に無事着陸しました。太平洋無着陸横断飛行を成功させたのは、人類史上初のことで、、、」
私たちの地元三沢市の紹介をしてもらい何だか嬉しい気持ちになりました。

このあとは陸奥湾を眺めたり、三味線の生演奏を聴いたり、ちょっと忙しくなるのでこのへんで腹ごしらえをしましょう。

通常は車内販売のアテンダントが回ってきたときに声をかけて受け取る事ができます。
でも私たちは待ちきれなくて、アテンダントが待機している2号車へ。引き換え券と交換で受け取ったのは、ピンクのやわらかい布で包まれたお弁当。その名も「きらきらみちのく弁当」!!!(乗車チケットの購入と一緒にお弁当を予約すれば便利ですよ。)

  

何とも上品な包みをワクワクしながら開けてみると、目に飛び込んでくるのはマグロ、イクラ、カニ、ウニ、ホタテなどの青森県産の海産物たち。お弁当箱いっぱいに敷き詰められたご飯の上に溢れんばかりに盛られた本格海鮮弁当です。

お品書きがつけられていたり、マグロにはお好みでとろろをかけて「山かけ風」にしたり、随所に粋な計らいがされております。
う~ん!美味しい!といって3人ともペロリと平らげました。ごちそうさまです。

さて、満腹になったところで列車は上北駅を発車し、野辺地駅に向かいます。

窓から見えるのは野辺地駅。そして野辺地駅の進行方向左手に見える約2kmにわたって続く杉林、これは日本最古の鉄道防雪林だとアナウンスが入りました。
思わずカメラのシャッターを押す私。同じ県内にいても知らない事って多いと感じました。

次の停車駅は陸奥横浜町。

そうこの沿線は絶景ポイントです。カメラの準備をしながら待っていると、まず進行方向の右手に黄色いじゅうたんが!菜の花が満開の季節なので本当にじゅうたんの様に見えます。
そして次はお待ちかねのビュースポット、陸奥湾!


列車が進むにつれて海岸沿いの防風林から見え隠れする海、、、、すると、
「うわぁ~!きれい!」思わず声が出ちゃいました。
太陽が海面に反射してキラキラキラキラ。ずう~っと続く海のむこうに釜臥山が見えます。
心が洗われるような気持ちになりました。

でも実はこの陸奥湾、昼間よりも午後4時ごろの方がよりキラキラ輝いているんですよ。
「きらきらみちのく下北号」の帰り便がベストの時間帯ですので、チケットは往復で購入する事をオススメします!!!
私たちも往復チケットを購入したから、この違いに気付いたわけです。

 

※写真は往路と復路の陸奥湾です。ね?違いが分かるでしょ!!

ところで2号車では野辺地駅から乗り込み、何やら準備を始めている方がいました。もしかして「津軽三味線」の演奏者の方では!と思いお話を伺ってみることに。

まんじ建男(まんじたつお)さんこと、本名:成田建男さんは、「きらきらみちのく下北号」の三味線演奏者です。弘前にある津軽三味線・まんじ会という団体に所属しており、「きらきらみちのく下北号」が運行する土日、祝日、GWには3人交代で演奏しているそうです。ちなみにまんじ会では100人以上の生徒さんが三味線を学んでいるそうです。
演奏は陸奥横浜駅から下北駅までの1区間で、時間にすると約5分程度。その短時間の中で、ご乗客のお客さまに青森県を感じてもらおうと5曲ほど熱演します。
今日の演目は「あいや節、よされ節、じょんから節、りんご節、かせやっこ踊り」。
お客さまも車内アナウンスとともに集まってきました。拍手のなか開演。パチパチパチ、、、

バチで弦を弾く(はじく)音が響きます。
三味線は弾く(ひく)ではなく弾く(はじく)と聞いたことがありますが、まさにその通り。成田さんはバチや、時には弦を押さえる指で力強く弾き(はじき)ます。そして一曲ごとに音を調節します。その曲その曲にあった音があるんでしょうね。揺れる列車の中での演奏にも関わらず、一曲一曲丁寧に弾いていました。


独奏なのにこれだけの迫力が味わえるなんて、初体験の三味線生演奏はとても感動しました。成田さん、いい体験をありがとうございました。

釜臥山が見えてきた頃、そろそろ終点です。

「きらきらみちのく下北号」の約1時間50分は、あっと言う間の時間でした。
お弁当、車窓からの風景、三味線演奏など、どれをとってもイイ思い出になりそうです。
また車内で流れる地元を紹介するアナウンスや、風景を見てもらうために列車のスピードを緩める配慮がとても嬉しかったです。

みなさん、「きらきらみちのく下北号」での旅はどうでしょうか?
この企画を通じて、私はますます下北が好きになりました。
いつも車の窓越しから見る陸奥湾と、列車に乗ってゆっくり楽しむ陸奥湾とでは見え方が全く違います。陸奥湾の水面に太陽が反射してキラキラ輝く様子は本当に美しく、感動しました。美しすぎてため息が出ちゃいましたね。
みなさんにもぜひご覧いただきたい風景です!

企画者、運営者のみなさん、列車を運行しているみなさん、この列車に携わる全ての方に感謝いたします。夏の企画を楽しみにしています。ありがとうございました。


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